助産師の仕事は、人と交流したり人のお世話をするのが好きという人に向いています。
助産師は、妊婦さんとコミュニケーションを取りながら不安や要望を把握し、適切なアドバイスをする必要があります。そのため人と接するのが好きな人や、コミュニケーション能力が優れている人なら仕事を続けやすいでしょう。
また、分娩後には生まれたばかりの赤ちゃんのお世話や妊婦さんのケアをする必要もあるため、人の世話が好きというのも大切な特質です。
思いやりや共感力も大切です。妊娠中や産後は、情緒が不安定になることが多いからです。
助産師は相手の立場に立ち、よく話に耳を傾けて気持ちを汲み取りながら一緒に解決策を探ります。思いやりや共感する力があれば妊婦さんとの間に信頼関係が生まれ、助産師としての仕事にやりがいを感じられるでしょう。
陣痛が始まった時や出産の際は、不安や緊張が高まります。そのため笑顔や元気な声掛けなどで、妊婦さんに寄り添う頼りになる存在になることも大切です。
助産師の仕事はハードなので、体力も必要です。
助産師は分娩介助を立て続けに行わなければならないことや、一度に複数の出産の介助しなければならないこともあります。休日出勤や夜勤、緊急呼出しなどに対応する必要もあるので、体力があることは必須条件です。
分娩はすべてスムーズにいくとは限ぎません。助産師は、流産や死産といった不幸な結果とも向き合わなければなりません。
そのためメンタル的にも強さがないと、長く続けることはできないでしょう。