助産師の年収は?看護師よりもいくら高いの?

助産師を目指す人にとって気になるのが、収入ではないでしょうか。
厚生労働省が2021年に実施した賃金構造基本統計調査によると、10人以上規模の職場における助産師の収入状況は、次のようになっています。

まず、助産師の平均年齢は37.1歳です。毎月決まって支払われる平均給与額は、36万7600円となっています。年間に支給される賞与額は、88万7600円です。
これを年収で計算すると、36万7600円×12か月+88万7600円=529万8800円。年収の目安は、529万円前後といえるでしょう。

一で看護師の年収は、次の通りです。平均年齢は41.2歳と、助産師に比べてやや高めとなっています。毎月決まって支払われる給与額は34万4300円、年間に支給される賞与額は85万4600円です。
これを年収で計算すると、34万4300円×12か月+85万4600円=501万9200円となります。助産師の平均年収の方が、27万9600円高いことがわかります。

ただし、これらはあくまで平均値です。働く形態や職場によって収入は変わるので注意しましょう。
たとえば夜勤のある病院勤務と夜勤のないクリニック勤務では、夜勤手当がない分クリニックの方が年収は低くなるでしょう。また、大規模な病院や国公立の病院の方が、小規模な病院に比べて賞与が高い、福利厚生が充実しているなどの理由で年収が高くなる傾向があります。

さらに、平均年齢は助産師が37.1歳、看護師が41.2歳と、助産師の方が低めです。同じ37歳であれば看護師の収入は平均値よりも低くなるため、年収の差はさらに広がるでしょう。